レッスンではさまざまなバレエ用語が使われますね。基本的にすべてフランス語🇫🇷 なかには意味もよくわからないまま使い続けているものも💦
きょうはクロワゼとエファセを取りあげます。これはレッスン中に聞かないことはないぐらい定番の用語ですが、身体では覚えていても意味はいまいちわかりにくい言葉の一つかもしれませんね。
まずはクロワゼ(croisé)。英語にするとcrossed、つまり「交差した」という意味です。
鏡に対して真正面(アン・ファス=en face)に立ちます。足は右足前の5番にします。
そこから足は変えずに左に45度、おへその向きを変えます(いわゆる8番方向を向きます)。
そうすると、鏡に映った両脚がしっかり交差しているのがわかりますね。この交差がクロワゼの特徴です。
次にエファセ(effacé)です。こちらは英語にするとshaded、「陰になった」という意味ですが、ちょっとイメージがつかみづらいですね。そこでフランス語の辞書も引いてみると… 動詞effacer(effacéは過去分詞です)の項目に、”effacer les épaules=肩を後ろへ引っ込める”という例文がありました。これならイメージがしやすいですね。
先ほどのようにまた右足前の5番で鏡に向かって立ちます。
その5番のまま右肩を斜め45度後ろに引きます。そうすると、おへそが2番方向を向いたエファセのポーズが完成です。
バレエ用語辞典には、フランス派ではエファセをouvert(開いた)と表現するという記述もありました。
確かに、”交差した”クロワゼに対してエファセのほうが、同じ5番ポジションでも開放感がありますね。
もちろん左足でも同様にクロワゼ・エファセともに作れます。
意味を理解したうえで覚えると、とっさに「クロワゼ?エファセ?どっちがどっちだっけ??」というパニックに陥ることも減りそうです😊
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